FXの基礎知識

初心者でも参加しやすい敷居の低さから、今や一般の主婦、OL、サラリーマンも取引するほど人気のFX。いったいどんな投資なのでしょうか。取引する上で必要な基礎知識や、注意事項・発生するリスクなどを見て行きましょう。

FX会社の賢い使い方

安価な手数料や狭いスプレッドを活かした、FX(外国為替証拠金取引)の意外と知られていない、賢い使い方をご紹介します。

FXで両替ができるって、ご存知でしたか?

海外旅行時に必ず行う両替。街なかにある銀行であらかじめ外貨を用意する場合では、毎日設定される仲値をもとにした「T.T.S.」レートと呼ばれる値段で外貨を買い、「T.T.B.」レートと呼ばれる値段で外貨を売ることで両替を行います。

例えば、日本円を米ドルに交換する場合では「T.T.S.」レートと「T.T.B.」レートはそれぞれ仲値から1円の差があり、両レートの差は2円となります。買値と売値の差が2円ということは、FX風に言いかえると「スプレッドが2円」となります。スプレッド数銭が当たり前のFXと比較すると銀行での外貨の両替は驚くほど手数料がかかることが分かります。

通貨名 仲値 T.T.S.レート T.T.B.レート
USD(アメリカドル) 89.63 90.63 88.63
EUR(ユーロ) 123.11 124.61 121.61
GBP(英ポンド) 141.28 145.28 137.28
  ドル ユーロ ポンド
ゆうちょ銀行 2円80銭 4円 12円
三菱東京UFJ銀行 2円80銭 4円 12円
りそな銀行 3円 8円 14円
FX会社 0円20銭 0円20銭 0円20銭

多くのFX会社では反対売買による決済で一通りの取引は完結します。しかし、一部のFX会社では反対売買による決済を行わずに外貨のままでの受け取りや、外貨を円転することができるのです。これを「現受け」「現渡し」と言います。

例えば日本円で米ドルを買ったとします。いくらかの手数料を支払えば、そのまま自分の米ドル口座にお金を出金することができます。海外でも預金の引き出しをすることができる銀行口座でしたら、そのまま現地のATMを利用して外貨を引き出すことも可能です。

この取引は、海外旅行のときだけでなく、インターネット通販などにおいても非常に役立ちます。低コストで海外の現地通貨に両替ができれば、クレジットカードに対応していないお店でもショッピングを楽しむことができます。わたしだけが知っている「とっておきのお店」からのお取り寄せも可能です。まさに通貨の交換を専門とするFX会社ならではのメリットと言えるでしょう。

FXなら外貨預金もできる?

オンラインでカンタン外貨両替

外貨預金をFX風に例えるなら、「レバレッジ1倍でスワップポイントを狙う」取引と考えれば分かりやすいかもしれません。外貨預金は預金したい外貨分の日本円を用意し、銀行の両替レートで換金して預金します。1万ドルの預金をするには、1ドル=90円として90万円が必要になります。ところが、FXでは、ほとんどの場合、1万ドルの取引をするために必要な最低の証拠金は数万円です。「たった数万円で始められる」と謳われるのは、レバレッジ効果があるからなのです。

レバレッジは、このように大変有用ですが、為替変動による利益・損失は、外貨預金もFXも同じだけ発生します。先ほどの例で考えると、1ドルが90円から88円と円高になった場合、90万円分あった日本円が88万円となり、2万円の損失が発生します。ただし、外貨を保有している場合では、まだ含み損であり損失が確定したわけではありません。為替相場が変化し、再び含み益が出る可能性も秘めているわけです。

この場合、FXにおいても同じく2万円の損失が発生します。ただし、レバレッジの倍率により、その様相は変わってきます。レバレッジを高くすれば数万円の証拠金で1万ドルの取引ができますが、数万円の証拠金に対して2万円の損失が発生するとマージンコール・ロスカットとなる可能性もあります。もし、ロスカットになってしまったら取引は自動的に決済され、損失が確定してしまいます。そうならないために、証拠金は余裕を持って預け入れておきましょう。

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